建築用語集
あ あ | か | さ | た | な | は | ま | や | ら | わ
- RC造(あーるしーぞう)=鉄筋コンクリート造
- 鉄筋コンクリート造(Reinforced Concrete)の略。建物の主要構造部を鉄筋コンクリートで造ったもの。
- IHクッキングヒーター(あいえいちくっきんぐひーたー)
- IHクッキングヒーターとは、正式には「電磁誘導加熱」という方式で加熱する調理器。「Induction(誘導)」+「Heating(加熱)」の頭文字からIHと呼ばれる。
- アイランドキッチン (あいらんどきっちん)
- 調理台やシンク部分を、壁から離して室内の中央部に島(アイランド)のように配置したキッチン。
- 上り框(あがりかまち)
- 玄関の上がり口に横に通した化粧材。玄関框とも言います。
- アコーディオン-ドア(あこーでぃおん-どあ)
- アコーディオンの蛇腹のように伸縮して開閉する扉。
- アプローチ(あぷろーち)
- 道路から門、玄関にいたるまでの通路。植栽や塀などで個性を表現したり、近隣との調和をはかる事ができる。
- アルゴンガス(あるごんがす)
- アルゴンガスは空気よりも重く熱を伝えにくい性質を持ったガス。空気中に約1%存在する不活性ガスで毒性もなく不燃性で人体には全く影響がないガス。電球や蛍光灯の中にも封入されている。
- アルミサッシ(あるみさっし)
- 腐食に強く加工が楽なアルミニウム製の窓枠。軽量で色やデザインも豊富な、最も一般的なサッシ。熱伝導率が高いことから結露が超こりやすいというデメリットもある。
- イニシャルコスト(いにしゃるこすと)
- 住宅を造るのに必要な初期費用。 本体工事費、設備工事費、外構工事費、設計費、工事監理費など完成するまでにかかる総費用。
- ウォークインクローゼット(うぉーくいんくろーぜっと)
- 人が歩いて入れる部屋型の大型収納スペース。
- 打放しコンクリート(うちはなしこんくりーと)
- 現場打ちコンクリートの上に塗装・タイル・石張りなどの仕上げ工程を省き、型枠を外した直後のむき出しのままの状態のコンクリートをもって仕上げとする手法
- 内開き戸(うちびらきど)
- 廊下から部屋へ、外部から室内へ向かって開ける戸。
- ウッドデッキ(うっどでっき)
- 木材で床組みした外部スペース。屋根は付けないが、屋内の延長のような空間として利用する。
- ウレタンフォーム(うれたんふぉーむ)
- ウレタン樹脂を発泡させ成型したもので断熱材にも使用される。断熱性能が高く、水分を含むことがないことから耐久性も高い。
- エクステリア(えくすてりあ)=外構
- 住宅の敷地内で、建物の周りに作られる塀や生け垣、玄関へのアプローチ、駐車場や門扉、花壇や庭など。外構と同様の意味。
- エコキュート(えこきゅーと)=自然冷媒ヒートポンプ給湯機
- ヒートポンプを利用して効率よくお湯を沸かす電気給湯器の総称。
- FE式(えふいいしき)
- 「強制排気」式。.燃焼のための空気(酸素)は室内から取り込み、排気ガスだけをファンで外へ吐き出す方式。
- FF式(えふえふしき)
- 「強制給排気」式。機器に内蔵されたファンで燃焼のための空気(酸素)も外気から取り込み、排気ガスも外へ吐き出す方式。
- LDK(えるでぃけい)=リビングダイニングキッチン
- 一室で仕切りがない居間・食堂・台所を兼ねた部屋。(8畳~)
- 大壁(おおかべ)
- 構造材の柱が見えない様に、壁を柱の外側で仕上る。
- オートロック(おーとろっく)
- オートロックはドアが閉まると自動的に施錠する仕組みを持った錠またはそれを中心とするシステム総称である。
- オープンキッチン(おーぷんきっちん)
- ダイニング・リビングとひとつながりの空間に設置されたキッチン。
- オール電化(おーるでんか)
- 住宅にある生活家電(給湯、冷暖房、調理設備など)をすべて電気でまかなうシステムの事。
- 親子ドア(おやこどあ)
- ドアが大小異なるサイズの観音開きになっている戸。普段の出入りには大きい方のドアだけを使い、小さい方のドアは鍵をかけて開かないようにしておく。必要に応じて小さなドアの鍵を開けると、開口部をより大きくでき、大型家具を搬入する時などに便利。
- 折り戸(おりど)
- 蝶番(ちようつがい)で折り畳めるような形になる戸。クローゼットなどの収納スペースや、間仕切り用に使われることが多い。「折れ戸」「折りたたみ戸」ともいう。
か あ | か | さ | た | な | は | ま | や | ら | わ
- 外構(がいこう)=エクステリア
- 住宅の敷地内で、建物の周りに作られる塀や生け垣、玄関へのアプローチ、駐車場や門扉、花壇や庭など。エクステリアと同様の意味。
- 改修(かいしゅう)
- 建物などの悪い部分を直すこと。
- 外皮平均熱貫流率(がいひへいきんねつかんりゅうりつ)
- 住宅の内部から外部へ逃げる熱量を外皮全体で平均した値。壁、床、天井および開口部などからの熱損失の合計を外皮表面積で除した値。外皮平均熱還流率[W/(㎡・K)]=(A)外皮総熱損失量÷(B)外皮面積の合計
- 開放型暖房機(かいほうがただんぼうき)
- 暖房器具のうち、燃焼に使った機器からの排気を室内に放出するもの。強制排気管のない石油ストーブ、ガスストーブ、石油ファンヒーターなど。室内の酸素不足によって一酸化炭素が排出されることもあるので、十分な換気が必要。
- 夏期日射取得係数(かきにっしゃしゅとくけいすう)=μ値
- 夏に住宅に侵入する日射量を示すもので数値が小さい程、日射の影響が少なく冷房効率が高くなる。
- 機械換気設備(きかいかんきせつび)
- 室内の空気をファンなどの機械を使って強制的に換気を行う設備。「24時間換気システム」とも呼ばれる。
- 基礎断熱(きそだんねつ)
- 基礎面を断熱する方法で、床下を建物内部の空間とする。そのため床下は低温にならず冬期間も乾燥状態となり、室温安定も貢献する。
- キッチン(きっちん)=K
- 台所(2~4畳)
- 気密住宅(きみつじゅうたく)
- 気密化施工をした隙間の少ない住宅。新省エネルギー基準では、床面積1㎡あたりの隙間を5~2c㎡と規定。
- Q値(きゅうち)=熱損失係数
- 建物から逃げる熱と換気によって逃げる熱とを合算し、実質延べ床面積で割った値。数値が小さいほど性能が高い。単位はW/㎡k。Q値とも言われる。
- 躯体(くたい)
- 建物の骨組み。強度にかかわる部分。
- クッキングヒーター(くっきんぐひーたー)
- 電気を熱源とした加熱調理器で、換気障害が少なく、省エネルギー性が高い。また、火を使用しないことから、安全性も高く高齢者にも適している。
- クッションフロア(くっしょんふろあ)
- クッション性のある床材の総称。耐水性と弾力性に優れている。
- グラスウール(ぐらすうーる)
- 短いガラス繊維でできた、綿状の断熱材。
- クラック(くらっく)
- 亀裂、ひび割れのこと
- クローズドキッチン(くろーずどきっちん)
- 独立型キッチン。
- クロス(くろす)
- 天井や壁などの仕上げ材として用いられる薄い布製の装飾用壁紙のこと。布製だけではなく、ビニール製やプラスチック製のものも多く、環境問題を含めた安全性が問われている。
- クロゼット(くろぜっと)
- 主に衣類を収納するスペース。
- K(けい)=キッチン
- 台所(2~4畳)
- 計画換気(けいかくかんき)
- 高断熱・高気密住宅では、常時空気の出入りを計画的に制御でき、二十四時間、新鮮な空気を供給することも可能となる。正常な空気質の基準値をCO2濃度で判断し、1000ppm以下が基準。そのためには、三十坪程度の家で換気回数で、0.5回/時が目安となる。
- 珪藻土(けいそうど)
- 植物性プランクトン(珪藻)の遺骸が永年にわたって堆積して出来た土
- 化粧合板(けしょうごうはん)
- ベニヤ板の表面に加工を施した合板。天然木化粧合板、プリント合板、塗装合板などがある。
- 結露(けつろ)
- 空気中に含まれる水蒸気が冷やされて水滴となる現象。ものの表面にできる結露は表面結露で、壁内などに侵入してできた結露は内部結露という。結露があるとカビ・ダニの原因となり、内部結露は木部の腐朽を進め、住宅の寿命を縮める。
- 玄関ポーチ(げんかんぽーち)
- 建物の玄関前で、壁から突き出た庇(ひさし)のある入口空間。
- 検査済証(けんさずみしょう)
- 建築確認が必要な建物の工事が完了したとき、建築主は建築主事または指定確認検査機関に届出をして完了検査を受けなければならない。完了検査の結果、適法と認められた場合に出される証明書。
- 建築確認申請(けんちくかくにんしんせい)
- 建物を建築するためには、工事にとりかかる前に、その計画の内容が建築基準法や関連法令に適合しているかどうか、都道府県または市区町村の建築主事に申請すること。建て主が申請し、確認が降りなければ建築することができない。設計者が委任を受けて申請する場合が多い。
- 建築条件付き宅地(けんちくじょうけんつきたくち)
- 土地の売買契約の条件として、売り主指定の業者に住宅の設計、施工を発注することが定められている土地。建築業者は変更できないが、自分の自由なプランで家を建てられる。
- 建築面積(けんちくめんせき)
- 建物を真上から見たときの水平投影面積。1階より2階の面積が大きい建物の場合は2階を地面に投影した面積。一般的に建坪と言われる。
- 建ぺい率(けんぺいりつ)
- 建築面積との敷地面積に対する割合。用途地域によって異なる。敷地内に一定の空間を確保するために定められている。
- 鋼管杭工法(こうかんくいこうほう)
- 小口径鋼管杭を使用し、支持層まで回転貫入し支持力を得る方法で、住宅の荷重を杭を介して強固な地盤に伝えることにより、支持力確保及び沈下の抑制を図る工法です。軟弱地盤層が厚く、また柱状改良工法では改良不可能な深さに強固な地盤がある場合に、この工法が用いられます。施工は無振動・無騒音です。写真はこちら
- 工事請負契約(こうじうけおいけいやく)
- 建主と施工業者の間で、工事の完成とその報酬を取り決めて結ぶ契約のこと。
- 高断熱・高気密住宅(こうだんねつ・こうきみつじゅうたく)
- 温熱環境を整え省エネルギー性能に富んだ住宅。壁の断熱厚はグラスウール換算で百ミリ以上、相当隙間面積2c㎡以下の性能を有した住宅をいう。
- 合板(ごうはん)
- 木材の薄い板(ベニヤ)を張り合わた板。普通合板、構造用合板、化粧合板などがある。
- コードペンダント(こーどぺんだんと )
- 天井からコードで吊り下げる照明器具のこと。
- コールドドラフト現象(こーるどどらふとげんしょう)
- 壁や窓の断熱性が低いと、外気で冷やされた壁や窓に室内側の空気が触れ、下向きの気流となって床付近に冷気だまりをつくる現象。反対に、エアコンから出る暖かい空気は上のほうにかたまり、熱気だまりをつくる。断熱・気密性能が低いと、いくら冷暖房器の性能が高くてもこの現象は解消されない。
- 小屋裏(こやうら)
- 屋根の内側と天井との間にできる空間のこと。
- コルクタイル(こるくたいる)
- 天然素材のコルク(コルク樫)を原料に圧縮成形した床材。弾力性、断熱性、吸音性、耐水性等に優れ、自然素材の安全な床材。
- 混合水栓(こんごうすいせん)
- 金具内部で水と湯を自由に混ぜ合わせ、一つの蛇口から混ざって好みの温度で出るようになった水栓。
さ あ | か | さ | た | な | は | ま | や | ら | わ
- 採光(さいこう)
- 建物の中に自然光(太陽光)を取り入れること。人工の光源を用いる人工照明に対して、自然照明または昼光照明ともいう。
- サイディング(さいでぃんぐ)
- 外壁に張る板状の外装材。セメント(窯業)系、セラミック系、金属系サイディングなどがあり、近年は耐久性が高く軽量な樹脂サイディングも注目を浴びている。
- サニタリー(さにたりー)
- トイレ、洗面、入浴などの水廻りのこと
- C値(しいち)=隙間相当面積
- 住宅の総隙間面積を床面積で割った値で気密性能を表す。単位はc㎡/㎡。
- シーリング材(しーりんぐざい)
- サッシ周りなどの目地や隙間に、雨や汚れが浸入しないように、水密や気密の目的で充填する材料。シリコン、ウレタンなどの樹脂。
- シーリングライト(CL)(しーりんぐらいと)
- 天井面に取り付けるタイプの照明器具。
- 敷居(しきい)
- 門の内外を区切り、また部屋を仕切るために敷く横木。
- 敷地(しきち)
- 建物を建てるための土地。
- 敷地面積(しきちめんせき)
- 建物の建っている土地の水平投影面積。
- システムキッチン(しすてむきっちん)
- シンク・コンロなど、デザインを統一して、天板をつなぎ目のない一枚物で仕上げたキッチンのこと。
- 次世代省エネルギー基準(じせだいしょうえねるぎーきじゅん)
- 1999年3月に告示された新しい省エネルギー基準。地球温暖化防止のため、全国的に気密住宅を義務化し、換気や日射遮断蔽などの考え方も提示している。
- 次世代省エネルギー基準(平成11年基準)(じせだいしょうえねるぎーきじゅんへいせい11ねんきじゅん)
- 「建築主等及び特定建築物の所有者の判断基準」は住宅全体の省エネルギー性能に関する基準値で、「設計、施工及び維持保全の指針」は具体的に外壁、窓などの各部位の基準が定められおり、いずれかにのっとって設計され、その住宅の省エネルギー性能は基準を満たすものであると見なされる。
- 次世代省エネルギー基準(平成24年基準)(じせだいしょうえねるぎーきじゅんへいせい24ねんきじゅん)
- 「建築主等及び特定建築物の所有者の判断基準」は住宅全体の省エネルギー性能に関する基準値で、「設計、施工及び維持保全の指針」は具体的に外壁、窓などの各部位の基準が定められおり、いずれかにのっとって設計され、その住宅の省エネルギー性能は基準を満たすものであると見なされる。
- 自然換気(しぜんかんき)
- 建物と外気の間を、自然の状態で空気が出入りすること。一般には室内と室外の温度差が大きいとき、風が強いときほど換気量がなりゆきで大きくなり、住宅の気密性が高いほどそれが制限される。
- 自然冷媒ヒートポンプ給湯機(しぜんれいばいひーとぽんぷきゅうとうき)=エコキュート
ヒートポンプを利用して効率よくお湯を沸かす電気給湯器の総称。
- 地鎮祭(じちんさい)
- 新築の工事着工前に、その土地をお祓いし、工事の安全と建築後の家内安全を祈願するものです。
- シックハウス症候群(しっくはうすしょうこうぐん)
- 主に建材や塗料などに含まれる化学物質から揮発する、ホルムアルデヒドなどによる空気汚染に起因する健康障害をいう。
- 地盤調査(じばんちょうさ)
- 敷地の地質や地下水の状況など、地盤の性質を調べること。
- 集成材(しゅうせいざい)
- 厚さ2~5㎝の板を重ねて接着した材料。乾燥による割れや曲がりが少ないのが特徴。
- 樹脂サッシ(じゅしさっし)
- フレーム(枠)が樹脂製のサッシ。断熱性・水密・気密性に優れ、複層ガラスを使用した一体構造を取ることで、一般的なアルミサッシの約3倍の断熱性を発揮する。北海道では窓の90%以上が樹脂サッシで、北米でも普及率は50%を越える。
- 省エネ住宅(しょうえねじゅうたく)
- 建物の気密性・断熱性を高め、冷暖房に掛かるエネルギーを少なくすることを目的に考えられた住宅。
- 上棟式(じょうとうしき)
- 柱・棟・梁などの基本構造が完成して棟木を上げるときに行われる。無事棟が上がったことに喜び、感謝し、完成までの無事を祈願する。施主が職人さんをもてなすお祝い。
棟上(むねあげ)や建前(たてまえ)とも呼ばれる。
- 真壁(しんかべ)
- 構造体の柱(木材)が表面に表れている壁日本の伝統的な壁の納め方で、柱や梁などを見せて納める壁。
主に和風建築 及び和室の壁に用いられる壁仕様。
- シンク(しんく)
- 流し台の洗い場のこと。シングルシンク、ダブルシンク、ワイドシンクなどがあり使い勝手により決める。
材質もステンレス、ホウロウ、陶器など様々。
- 新省エネルギー基準(しんしょうえねるぎーきじゅん)
- 1992年に告示された省エネルギー基準。公庫の割増融資のほか、基準金利が適用される省エネルギータイプの住宅の基準になっている。
- スウェーデン式サウンディング試験(すうぇーでんしきさうんでぃんぐしけん)
- 先端がキリ状になっているスクリューポイントを取り付けたロットに荷重をかけて、地面にねじ込み、25センチねじ込むのに何回転させたかを測定します。その結果を基に地盤の強度を判断します。
左図 スクリューポイント
左図 おもりの例
①ハンドル
②おもり
③載荷用クランプ
④底板
⑤継ぎ足しロッド
⑥スクリューポイント連結ロッド
⑦スクリューポイント
左図 スウェーデン式サウンディング試験機の例
- すが漏れ(すがもれ)
- 屋根に雪が積もりその融け出した水が積雪と屋根材の間で氷となって固まったものがスガと呼ばれる。
スガが発生しやすい場所は軒先。軒先などに積もった雪が融解と凍結を繰り返して氷堤を形成した場合、昼間の気温の上昇や室内の温度によって屋根に積もった雪が溶け、そこに水がたまってしまう。そのたまり水の水圧や毛細管現象により、屋根の内側に水がまわりこみ、雨漏りを引き起こす現象のこと。
- 隙間相当面積(すきまそうとうめんせき)=C値
- 住宅の総隙間面積を床面積で割った値で気密性能を表す。単位はc㎡/㎡。
- 筋違い(すじかい)
- 地震や風圧に対して丈夫にする為に建物の骨組みに斜めに入れる材料。
- ステンレス(すてんれす)
- さびにくい鋼のこと。stainlessとは「さびない」と言う意味。
- すべり出し窓(すべりだしまど)
- 窓の横または、縦がすべり外側に開く窓。窓部分が躯体に対して直角に開くので、開口面積いっぱい風を取り入れることが出来る。
- 施工(せこう)
- 設計図に基づいて実際に工事を行うこと。
- 石膏ボード(せっこうぼーど)
- 石膏を主成分とした素材を板状にして、特殊な板紙で包んだ建築材料。安値であるが非常に丈夫であり、断熱・遮音性が高い。
- 全館冷暖房(ぜんかんれいだんぼう)
- 高断熱・高気密住宅では、建物全体からのエネルギーロスが少なく、家のなか全ての部分がわずかな熱量で均一の温度にすることが可能となる。温度差を解消することは結露の解消につながり、脳卒中や心臓病の誘発につながる、温度差貫移動による衝撃(ヒートショック)も解消できる。
- セントラルヒーティング(せんとらるひーてぃんぐ)
- 灯油や電気を熱源とした集中暖房のこと。温水式パネル暖房を指すこともある。
- 外断熱(そとだんねつ)
- 外張り断熱ともいい、木構造の柱の外側から断熱施工する。反対に、柱の間に施工する断熱工法を内断熱という
- 外開き戸(そとびらきど)
- 部屋もしくは廊下から外部に、あるいは部屋から廊下に向かって開ける戸。
た あ | か | さ | た | な | は | ま | や | ら | わ
- 第1種換気(だいいっしゅかんき)
- 給気と排気が機械で行われることにより安定した計画換気が行えますが、第三種換気よりもイニシャルコスト及びランニングコストがかかります。
- 第3種換気(だいさんしゅかんき)
- 給気口が自然給気となるため、機械排気口の位置関係や外部の風の方向等によって給気機能が低下する恐れがあり、第三種換気を採用する場合は、1階居室のみに自然給気口を設け、2階の居室には機械給気(パイプファン)を設ける方法の第一種と第三種の併用形式で対応する事をお勧め致します。
- ダイニング(だいにんぐ)=D
- 食事をする部屋。ダイニングルームの略
- ダイニングキッチン(だいにんぐきっちん)=DK
- 台所+食事をする部屋(4~8畳)
- 太陽光発電(だいようこうはつでん)
- 太陽の光を太陽電池で電気に変換し、大気を汚すことなく、照明や空調、テレビなどの電源として使用する。消費量の少ない日中は発電した電気が余るため、買うときと同じ条件で電力会社に売却することもできる、
- ダウンライト(だうんらいと)
- 天井から下方を照らす照明器具。
- ダクト(だくと)
- 気体を運ぶ管であり、主に建築物内で空調、換気、排煙の目的で設備される。エアダクト、風導管、通風管とも言われる。
- たてすべり出し窓(たてすべりだしまど)
- 断熱改修(だんねつかいしゅう)=リノベーション
- 構造体そのものに耐震補強や断熱改修を加え、既存の建物の機能や温熱・空気環境をレベルアップ。
- 断熱材(だんねつざい)
- 熱の伝導(保温・遮熱)を抑える目的の材料。熱を伝えにくいガラス繊維・フェルト・発泡プラスチックなどを用いる。
- 蓄熱式電気暖房器(ちくねつしきでんきだんぼうき)
- 深夜の割安な電気を利用しながら蓄熱した熱を昼間に徐々に放熱する暖房器。室内で火を使用しないことからクリーンで安全性が高いのが特長。
- 柱状改良工法(ちゅうじょうかいりょうこうほう)
- 柱状改良工法とは、地盤内に固化材スラリー(セメント系固化材と水を練り混ぜた液体)を注入しながら、機械で掘削・撹拌し、円柱状の改良体(コラム)を形成する地盤改良工法です。
- 通気層工法(つうきそうこうほう)
- 外壁材と構造材の間に設けた外気を通す隙間をつくる工法。断熱壁内にたまる湿気を屋外に排出する効果もある。
- ツーバイフォー工法(つーばいふぉーこうほう)
- 北米生まれで、柱や梁に代わって壁で構成する面積造が特色。あらかじめ規格ごとに加工した木材を組み立てるので作業効率がよく、気密化もしやすい。
- D(でぃ)=ダイニング
- 食事をする部屋。ダイニングルームの略
- DK(でぃけい)=ダイニングキッチン
- 台所+食事をする部屋(4~8畳)
- 鉄筋コンクリート造(てっきんこんくりーとぞう)=RC造
- 鉄筋コンクリート造(Reinforced Concrete)の略。建物の主要構造部を鉄筋コンクリートで造ったもの。
- 鉄骨造(てっこつぞう)
- 建物の主要構造部(柱や梁など)を鋼材で組み立てたもの。
- 出窓(でまど)
- 壁面より外に張り出している窓。張り出し窓。
- テラス(てらす)
- 建物1階にある庭に張り出した屋根のないスペース。テラス = 盛り土
- 電磁調理器(でんじちょうりき)
- 内部に配置されるコイルに流れる電流により、所定の種類の金属製の調理器具を自己発熱させる、加熱のための器具である。IH調理器とも呼ばれる。
- 電磁誘導加熱(でんじゆうどうかねつ)
- コイルに強い電流を流すと、強力な磁場が発生する。この上に電気を通しやすい鉄、ステンレスといった金属を置くと、電磁誘導により渦電流が発生し、抵抗により金属が発熱する。この原理を電磁誘導加熱(IH)と言う。
- 天窓(てんまど)=トップライト
- 採光や通風のため、屋根に設置される窓。
- 透湿シート(とうしつしーと)
- 主流はポリエチレンの材質による不織布で、通気層の室内側、床下、屋根などに使用される透湿・防風・防水が目的のシート。室内側の湿気を放出し、断熱材のなかの暖かい空気が風によって逃げることを防ぐため省エネルギー効果も高い。防風シートとも呼ばれる。
- 通し柱(とおしばしら)
- 木造2階建ての場合、土台から軒桁まで継がずに通った1本ものの柱。
- トップライト(とっぷらいと)=天窓
- 採光や通風のため、屋根に設置される窓。
- ドライビーム(どらいびーむ)
- 中国木材株式会社の乾燥構造材。厳選された丸太から良質な素材を取り出し、じっくり丁寧に乾燥させた住宅用構造材。
- トラップ(とらっぷ)
- 浴室の床の排水目皿や、洗面流しの下の排水管にある封水設備。
パイプがS形、P形、U形に曲がっていて、排水管の途中に水たまりができるようにしたものや、椀トラップなどがある。この封水により、下水管などからの悪臭や汚染空気、ガスなどの逆流を防いでいる。また、害虫やネズミなどを進入させない字義通りの(trap、罠)の働きもしている。
な あ | か | さ | た | な | は | ま | や | ら | わ
- 24時間換気システム(にじゅうよじかんかんきしすてむ)
- 室内の空気をファンなどの機械を使って強制的に換気を行うシステム。シックハウス対策として建築基準法では、原則として「機械換気設備」の設置が義務付けられた。24時間換気システムの方式には、第一種換気と第三種換気がある。
- 日射遮蔽(にっしゃしゃへい)
- 断熱・高気密住宅では、一度室内に入った熱が逃げにくい。そのため、夏場は軒や庇の出、あるいは断熱シャッターやブラインドなどを考慮して設計することで、強い日射を防ぐことができる。
- 布基礎(ぬのきそ)
- 建物の壁面に沿って連続して設けられた帯状の基礎。逆T字型をしている。この基礎の上に土台を敷設し柱や壁を取り付ける。木造住宅に多く使われる基礎。
- 濡れ縁(ぬれえん)
- 住宅の外部に設けられた雨ざらしの縁側のこと。
- ネオマフォーム(ねおまふぉーむ)
- 旭化成の技術と思いが込められた断熱材。フェノール樹脂素材の高性能で燃えにくい発砲系断熱材
- 根切り(ねぎり)
- 建物の基礎を作る為に地面を掘り下げること。
- 熱貫流率(ねつかんりゅうりつ)=U値
- 外壁や天井などの各部位の断熱性能を数的に表したもの。内外の空気の温度差が1℃あるときに、単位時間あたりに壁1㎡を通過する熱量。U値とも言われる。
※熱貫流率を示す記号が、平成21年4月1日に施行された改正省エネ法において、「K」から「U」に変更されました。意味や内容が変わったものでは一切ありません。
- 熱交換換気システム(ねつこうかんかんきしすてむ)
- 給気と排気を一カ所に集め、熱交換器を通して排気の熱を回収しながら給気に受け渡す機械換気の一つ。
- 熱損失係数(ねつそんしつけいすう)=Q値
- 建物から逃げる熱と換気によって逃げる熱とを合算し、実質延べ床面積で割った値。数値が小さいほど性能が高い。単位はW/㎡k。Q値とも言われる。
- 軒天井(のきてんじょう)
- 屋根のうち、外壁より外側に飛び出している部分を軒といい、その部分の裏側(軒裏)に仕上げの板材を張ってできた面を軒天井という。
- 野地板(のじいた)
- 木造建築物の瓦など、屋根の仕上げ支えるために取り付けられる下地材です。
- 述床面積(のべゆかめんせき)
- 建物の各階の床面積の合計。
吹抜部のような床が無い部分、玄関ポーチ、バルコニーの先端から2mまでの部分、 小屋裏収納、ロフト、などは、床面積には算入されない。
は あ | か | さ | た | な | は | ま | や | ら | わ
- パッシブ(ぱっしぶ)
- 自然の力(太陽光・風・熱)をしっかりと活用し、エネルギー負荷の低減を図る環境・仕組み
- パッシブデザイン(ぱっしぶでざいん)
- 太陽熱や風などの自然エネルギーを総合的に利用する設計手法。開口部からの日射をコンクリートなどの蓄熱体に貯め込むパッシブヒーティングなどが代表的。
- パネルヒーター(ぱねるひーたー)
- 温水式セントラルヒーティングに使用される放熱器。一般には、開口部下に設置し、輻射熱と対流によって暖房。
- はめ殺し窓(はめごろしまど)=Fix窓(フィックス窓)
- 開閉できない窓。Fix窓(フィックス窓)ともいう。
- バリアフリー(ばりあふりー)
- バリアとは「障害」の意味。つまりバリアフリーとは、障害を除去する意味があり、住宅では、段差を解消したり、浴室やトイレの面積を広く確保し、手すりを設けて安全性を高めるなどの意味で使用される。
- バルコニー(ばるこにー)
- 建物の外に張り出した屋根のない手すり付き屋外スペース。露台ともいう。
- ヒートポンプ(ひーとぽんぷ)
- 温度の低い方から高い方へと熱を運び上げる機器の総称。水を低い所から高い所へ汲み上げるポンプのような原理で熱(ヒート)を移動させることから、この名で呼ばれます。
- ビルトイン(びるといん)
- 組み込むこと。
システムキッチンに組み込まれたオーブンや食器洗浄機などの様な状態。
- Fix窓(フィックス窓)(ふぃっくすまど)=はめ殺し窓
- (FIX)フィックス窓とは、サッシにガラスをはめ込まれた開閉しない窓のことで採光目的や観賞用窓として利用される。
- フェノール樹脂(ふぇのーるじゅし)
- 熱硬化性樹脂の一つ。世界で初めて人工的に合成されたプラスチック。熱に強く、熱で硬化するのが特徴。
- 複合サッシ(ふくごうさっし)
- 内側を木製、または樹脂製のフレームに、外側をアルミ製のフレームにしたサッシ。
- ブローイング(ぶろーいんぐ)
- 小屋裏などにクルミ状の細かなグラスウールを吹き込む手法。吊り木や電気の配線などの障害物にかかわりなく、隙間なく充填できるのが特色。
- 壁内結露(へきないけつろ)
- 壁のなかに生じる結露。主に、暖房時の断熱壁内で発生する内部結露をいい、冷房時の夏型結露もある。構造材腐朽の原因となる。
- ベランダ(べらんだ)
- 建物から張り出した手すり付き屋外スペースで屋根があるもの。
- ペンダント照明(ぺんだんとしょうめい)
- コードやチェーンで天井から吊るす照明器具。
- 防湿シート(ぼうしつしーと)
- 主に繊維系の断熱材の室内側に張り、壁内への空気透過を防ぎ、気密性向上にも効果を発揮する。
- ホルムアルデヒド(ほるむあるでひど)
- 揮発性が高く、臭気が強く、粘膜を刺激する性質があり、シックハウス症候群の原因の一つとなっている。住宅内では、建材や家具の製造時や加工時に使用される接着剤、壁紙用接着剤、カーペットやカーテンなどの防縮、防しわ剤などが発生源。近年は、ノンホルムアルデヒドの製品も増えている。
ま あ | か | さ | た | な | は | ま | や | ら | わ
- 間口(まぐち)
- 全面道路から見た幅を、敷地の間口・建物の間口という。
- 松杭工法(まつくいこうほう)
- 含水量が多い軟弱粘土層では、半永久的に耐久力性を持続します。自然素材で環境に非常に優しくエコロジー。施工費が他の工法と比較して非常に安い。
- μ値(みゅーち)=夏期日射取得係数
- 夏に住宅に侵入する日射量を示すもので数値が小さい程、日射の影響が少なく冷房効率が高くなる。
- 無垢材(むくざい)
- 一本の原木から角材や板を直接必要な寸法に切り出したものの事。木本来の質感、風合いという面で魅力があり、化学物質を含まない自然素材。自然素材なので割れや反りが発生しやすく、適切なメンテナンスを必要とする。
- メゾネット(めぞねっと)
- 各住戸の中が2階以上になっている、マンションやアパート。2階建ての一戸建てのように室内に上下階へ行く階段がある。
- 木製サッシ(もくせいさっし)
- 木質系の材質でできたサッシで、熱伝導率が低いので結露しづらいが、耐火性や耐久性はアルミサッシに比べ低い。
- 木造軸組工法(もくぞうじくぐみこうほう)
- 柱と梁を組んで造る日本の伝統的な工法で、在来工法ともいわれる。間取りや外観、敷地条件に柔軟に対応できるのが特色。気密化しづらいのが弱点とされていたが、断熱・気密性能を高めた新しい工法も研究され、断熱・気密の両面で、高い性能を示す住宅も増えている。
- モルタル(もるたる)
- セメントに水と砂を混ぜたもの。
や あ | か | さ | た | な | は | ま | や | ら | わ
- 遣り方(やりかた)
- 建物を建てる前に、ぬき・くいなどを用いて構造物の位置などを表示するもの。
- U値(ゆーち)=熱貫流率
- 外壁や天井などの各部位の断熱性能を数的に表したもの。内外の空気の温度差が1℃あるときに、単位時間あたりに壁1㎡を通過する熱量。U値とも言われる。
※熱貫流率を示す記号が、平成21年4月1日に施行された改正省エネ法において、「K」から「U」に変更されました。意味や内容が変わったものでは一切ありません。
- 床面積(ゆかめんせき)
- 外壁または柱の中心線で囲まれた面積。建物の床の面積。
- 容積率(ようせきりつ)
- 建物全体の規模を制限するもので、延べ床面積の敷地面積に対する割合のことをいい、用途地域や全面道路の幅員によって異なってくる。
- 横すべり出し窓(よこすべりだしまど)
- 横方向の上側を軸として外部に押し出す窓。
ら あ | か | さ | た | な | は | ま | や | ら | わ
- ランニングコスト(らんにんぐこすと)
- 建築完成後の建物や設備を維持・運用・管理するために必要な費用。維持管理費、光熱費、修繕費など。
- リノベーション(りのべーしょん)=断熱改修
- 構造体そのものに耐震補強や断熱改修を加え、既存の建物の機能や温熱・空気環境をレベルアップ。
- リビングダイニングキッチン(りびんぐだいにんぐきっちん)=LDK
- 一室で仕切りがない居間・食堂・台所を兼ねた部屋。(8畳~)
- リフォーム(りふぉーむ)
- 増改築、室内の老朽個所、設備などの修繕・修理。
- 冷輻射(れいふくしゃ)
- 冷たい外の影響を受け、窓ガラスが冷えることで冷機層が生じる。この冷機層が室内に広がる現象をいう。浴室や窓際がひんやりするのは、冷輻射が原因のことが少なくない。
- LOW-Eガラス(ろーいーがらす)
- 暖房時の熱を外に逃さないように、金属膜をコーティングする特殊加工をした高断熱ガラス。日射を透過させ、また、太陽光を反射し、室内に透過しない冷房用もある。エクセルシャノン
- ロフト(ろふと)
- 建物の最上階または屋根裏にある部屋。